




音楽絵本シリーズ⑥ 「ブルグミュラー絵本: 『18の練習曲』に基づく18の物語」
¥1,870 tax included
the last one
*Shipping fees are free on this item.
ブルグミュラー絵本: 『18の練習曲』に基づく18の物語
物語を読むと、きっとクラシックが好きになる!
・絵本物語からのクラシック音楽入門!
・不朽の名作の一曲一曲の音楽的エッセンスが珠玉の絵本物語に!
・読みながら聴ける!~各物語頁に掲載されているQRコードから名曲の再生リストが聴ける!
・ピアノ好きの子供から大人たちへ!
・物語とイラスト、見開きで1話(1曲)完結!
・コンサートや発表会、レッスンにも使える!
(プロジェクターや印刷用のイラストデータはBASEにて販売中!)
【ブルグミュラー没後150年記念】
ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラー(1806-1874)の没後百五十年を記念して、『《十八の練習曲》に基づく十八の物語』を上梓できることを著者として心から嬉しく思います。大きな反響を頂いた『《二十五の練習曲》に基づく二十五の物語』に引き続き、『十八の物語』を制作するにあたって、著者自身、より奥深くブルグミュラーの魅力を知ることができました。平易で自然な発想の音楽に息づく詩情にひとたび触れると、ブルグミュラーが日本で多くの学習者や愛好家の皆さまに愛されている理由を自ずから理解することができます。複雑で難解な書法、革新的なアイディアを駆使した自己表現の応酬、西洋音楽が辿ってきたその歩みを振り返るとき、「その先には何があるのだろう?」「この道はどこに続いているのだろう?」という問いが自ずと湧き上がってきます。ブルグミュラーはその歴史の中で、同時代のメンデルゾーンやシューマンのような高い評価を得てきた作曲家ではありませんが、彼の音楽の中には確固たる詩情と品格があります。その「安定感」はちょうどドビュッシーがクープランやラモーといったフランスバロックの音楽家たちに感じていた憧憬に通じるものがる、というのは言い過ぎでしょうか。
いずれにしても、後世の人間は総じて過去の音楽の書法を比較するなかで、「歴史」を積み上げてきました。その「歴史の外」に誘い、音楽そのものへの純粋な感動に立ち戻る一助に本書が値すれば、それほど結構なこともないでしょう。今はただ、著者は自らの非才・非力を恥じつつ、読者の皆さまにとってこれらの物語とイラストが魅力的であり、ブルグミュラーの音楽の魅力により深く触れるきっかけとなることを願うばかりです。一つの音楽に対して、可能なストーリーとイメージは無限にあり得るはずです。この音楽絵本はブルグミュラーの音楽と読者の皆さまの間にある一つのファンタジーにすぎません。
『十八の物語』では、『二十五の物語』に登場したキャラクターたちも帰ってきます。キャラクターが著者から自立して、音楽の世界へを誘ってくれるような、そんな気持ちで物語を書いていました。AI技術によるイラスト制作は、試行錯誤の連続でしたが、この新しい技術なくして本書を上梓することはできませんでした。
尚、本書の物語のタイトルは東音企画版の邦訳タイトルに準拠しています。また、各物語頁のタイトル下に配置されている各楽曲の再生リストのQRコードをスマートフォン等で読み取ると、楽曲のYouTube音源を聴くことができます。
令和六年十月 高久弦太
【もくじ】
ないしょ話
真珠
羊飼いの家路
ジプシー
泉
陽気な少女
子守歌
アジタート
夜明けの祈りの鐘
すばやい動き
セレナード
森の中の目覚め
大雷雨
ゴンドラの船頭歌
風の精
別離
マーチ
紡ぎ歌
-
Reviews
(1)
-
Shipping method / fee
-
Payment method
¥1,870 tax included
Free shipping fee