音楽絵本シリーズ⑦「ブルグミュラー絵本: 『12の練習曲』に基づく12の物語」
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・『ブルグミュラー絵本』三部作、完結! 最終話ではブルグミュラーとエミリが再会!
・物語を読むと、きっとクラシックが好きになる!
・絵本物語からのクラシック音楽入門!
・不朽の名作の一曲一曲の音楽的エッセンスが珠玉の絵本物語に!
・読みながら聴ける!~各物語頁に掲載されているQRコードから名曲の再生リストが聴ける!
・ピアノ好きの子供から大人たちへ!
・物語とイラスト、見開きで1話(1曲)完結!
・コンサートや発表会、レッスンにも使える!
(プロジェクターや印刷用のイラストデータはBASEにて販売中!)
【ブルグミュラー没後150年記念】
ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラー(1806-1874)の没後百五十年を記念して制作した『ブルグミュラー絵本三部作』もいよいよ、この『《十二の練習曲》に基づく十二の物語』で完結です。この最終巻でも、『十八の物語』同様、先立つ『二十五の物語』のキャラクターたちも再登場します。特に、最終話「英雄」のエミリとブルグミュラーの再会や「恍惚」でのジャンヌとクロエのパリ・オペラ座でのデビューは、著者としても並々ならぬ思い入れで物語を書きました。物語を書いていると不思議なもので、キャラクターたちの個性に、これまで著者自身が出会った方々の面影が重なることがあります。書いていると「これは誰かに似ているな」と気が付くことがあるのです。これまで出会ったすべての皆さま、そしてこれから出会うすべての皆さまの中に、私にはないキラッと輝く何かを見つけるとき、そのエッセンスは私の心の中で財産になって行くのでしょう。
ところで、『十二の練習曲』は、『二十五の練習曲』、『十八の練習曲』と比べて演奏頻度がとても少ない曲集です。各物語頁のタイトル下にQRコードで配置した各楽曲の再生リストを作成する際にも、YouTube上の音源が非常に少なくて大変難儀しました。その理由は何だろうか、と譜面を開いてみると気づいたことがありました。現代ではあまり使われていない「特殊なテクニック」が散見されるのです。たとえば、〈夕べの時〉の同音連打はマンドリンやギターのトレモロを連想させますが、このような同音連打によってメロディーをレガートにつなぐ、というテクニックは楽器の特性上、ピアノでは必然的に難易度が高くなります。つまり、「それを習得しても、そのテクニックで弾くピアノレパートリーがあまりない」ということも、敬遠される理由の一つなのかもしれません。
しかし、曲集全体でみると、決して「弾きにくい曲集」ではありません。「春の歌」などもとても弾きやすいですし、全体的に言えば、「難曲ばかりの曲集」というわけではないのです。そして、魅力という点でも、『十二の練習曲』は他に引けを取らない「ブルグミュラー節」で溢れています。是非とも、「ブルグミュラーファン」の皆さまにはこの曲集にも、自分に合う曲を見つけてチャレンジして頂きたいと切にお願い申し上げます。
尚、本書のイラストはすべてAI技術による制作です。また、本書の物語のタイトル及び曲順は「初版」に基づいており、現在流通している楽譜の多くはタイトルがなく、曲順も一部異なります。ご了承ください。
令和六年十月 高久弦太
【もくじ】
春の歌
ドラマティック
魔法使い
ラ・カンパネラ
鬼火
泉のそばにて
夕べの時
恍惚
陽気
涙
北国のハープ
英雄
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