クラシック専門音楽レーベル Vacances Musicales
CD・音源制作・コンサート企画・出版
(楽譜・音楽絵本シリーズ・哲学絵本シリーズ)
大人気!!『ブルグミュラー絵本』販売中。新作『展覧会の絵 絵本』販売開始!
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ぼくが見た戦争 1945年夏 大型本 – 2016/8/1 文:しまだ ゆきお 絵:秋元 なおと (著)
¥1,210
〜絵本『ぼくが見た戦争』あとがきより〜 敗戦後の上野駅の地下道。父に連れられて東京へ行ったとき、ここを通った。たむろする戦災孤児たちとアメリカ兵と・・・。家族を亡くし、家もなく行く場もなく、ここを「ねぐら」にしていた。汚れ、ボロボロになった衣服、裸足でアカだらけの身体。疲れ、寝てしまった弟を見守っている12歳くらいの少年。彼は父親といるぼくをじっと見ていた・・・。彼の澄んだ瞳が今も忘れられない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 島田征夫は 1939 年生まれ。埼玉県出身、千葉市在住。第二次世界大戦開戦と共に生を 受け、1945 年の終戦時に 6 歳でした。文芸社より 2016 年に発刊された絵本『ぼくが見た 戦争~1945 年夏』は著者の幼少時(埼玉県寄居町在住時)の戦争体験を伝える文芸作品で あると共に、当時の時代感覚を今に伝える貴重な資料です。(CD「ぼくが見た戦争/思い出の中学校」ライナーノートより) 出版社 : 文芸社 (2016/8/1) 発売日 : 2016/8/1 言語 : 日本語 大型本 : 20ページ ISBN-10 : 4286174638 ISBN-13 : 978-4286174631
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2023/4/27リリース 「ぼくが見た戦争/思い出の中学校 」 詩:島田征夫 作曲:大野瑞季
¥1,500
島田征夫による戦争体験を綴った貴重な絵本と 戦後間もない世情を映した詩に気鋭の若手作曲家・大野瑞季が 作曲。CD化して世に送るプロジェクト。 【収録曲】 「ぼくが見た戦争」~朗読とピアノによる~ 1939年、第2次世界大戦開戦の年生まれのぼく。 戦争体験の記憶を綴った同名絵本を朗読と音楽によって 新に語り直しました。 「思い出の中学校」~バリトンとピアノによる~ 戦後の世情を色濃く反映した中学生時代。 その思い出をつづった詩を歌曲で聴いてください。 track1 ぼくが見た戦争 15:04 track2 思い出の中学校 3:58 track3 思い出の中学校(伴奏) 3:50 ーーーーーーーーーーー 詩:島田征夫 作曲・ピアノ:大野瑞季 バリトン:堤 智洋 朗読:横森由衣 ーーーーーーーーーーー 【CDの制作にあたって:島田征夫】 「この度CD『ぼくが見た戦争/思い出の中学校』を音楽レーベル「Vacances Musicales」より発売する運びとなり、うれしく思います。私は第二次世界大戦開戦と共に生を受け、1945年の終戦時に6歳でした。その6歳の夏の「私の戦争体験」を綴った絵本『ぼくが見た戦争~1945年夏』を2016年に文芸社より上梓致しましたが、この時にはまさかこの絵本が音楽作品として生まれ変わるとは夢にも思っていませんでした。作曲を手がけてくださった大野瑞季さんは東京藝術大学音楽学部作曲科で作曲を学び、現在多岐にわたって活躍の幅を広げている気鋭の若手作曲家です。大野さんには戦後間もない世情を色濃く反映した私の中学時代の想い出を綴った詞「思い出の中学校」も歌曲として作曲してくださり、今回のアルバムにも収録されています。 私は戦争体験者ですが、戦争の体験を直に知る者として、自らの体験を世代を超えて語り伝える義務を強く感じています。現在も、世界では戦争が絶えませんが、戦争が起きる原因は様々です。戦争の原因は複雑で多様です。一概にいうことはできませんが、実際に戦争が起きた時、国民が実際どのような立場に置かれるのか、ということは案外忘れられがちです。国のトップが戦争を決断したら逆らえない、という場合がほとんどですし、実際、歴史は常に強者の立場で語られてきました。歴史が主に権力者の視点から語られる場合、代表的でないグループの疎外、真実の歪曲、権力構造の強化といった弊害は不可避的に生じます。どのようなイデオロギーに身を委ねようとも、「戦争をしてはならない」という一点においては思いは一つでしょう。このことを強く決意することが大切であることはすべての方が同意してくださることでしょう。 そして、いずれにしても、「あの戦争は何であったのか」という問いに対して、それが戦勝国であれ敗戦国であれ、為政者の立場からだけでその是非が論じられて良いはずがないでしょう。体験は過酷なものであるだけに、忘れられるものであるならば忘れたいという気持ちも当事者にとっての一つの真実ですが、やはり「決して忘れてはならない」という強い思いも不滅の真実です。本アルバムでは、戦争体験の普遍的真実を苛烈なままに伝える(それはどんな芸術を以てしても不可能でしょう)というよりは、幼少期の私自身の想い出として、私自身が体験し得た限りのことをその時代の雰囲気と共にありのままにお伝えすることを意図しました。 「普通が普通でなくなる決定的瞬間」はある日ある時、突然やってきます。この小さな「歴史の証言」が美しい芸術となって皆さまのもとに届きますように。そして「戦争体験の一つの記憶」が世代を越えて皆様の心の中に生き続けますように。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●録音 2023年3月17日 浦安音楽ホールハーモニーホール(ピアノ/スタンウェイ) ピアノ調律:和田武志 ディレクション:杉浦菜々子 エンジニア:前田巳代三 プロデュース:高久弦太 レーベル:Vacances Musicales
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Histoires ピアノで訪れる印象の物語 L.クープラン、グロヴレーズ、ドビュッシー、イベール、メシアン、山田耕筰 ピアノ作品集 ピアノ:杉浦菜々子(2023年6月号『レコード芸術』誌準特選盤)
¥2,750
『休暇の日々』に続くフランスアルバム第2弾。イベールの代表作『物語』、秘曲中の秘曲グロヴレーズ『心象風景の暦』を中心に巡る音楽の物語。 「演奏は爽やかで柔軟な流れと厚くない響きでフランスの優雅なサロン的雰囲気をつくり出している。~中略~杉浦はすべてにおいて的確な表現で、どれも生き生きとした息遣いで聴かせている。」(草野次郎) 「くっきりとした輪郭を持つ明るいタッチは杉浦の魅力~中略~山田耕筰の《春夢》もとても洒落て聴こえるし、イベールの《物語》も彼女の美しいタッチとよく整理されたソノリテが生きた佳演」(那須田 務) (『レコ―ド芸術』準特選盤『Histoires~ピアノで訪れる印象の物語』批評より) ******************** 【収録曲】 L.クープラン:プレリュード ト短調 Luis Couprin:Prélude en sol mineur グロヴレーズ :「心象風景の暦」―トリスタン・クリングゾルの詩による8つの小品 Gabriel Grovlez:L’almanach aux images : 8 pièces de piano d’après des poêmes de Tristan Klingsor 1.マリオネット Les marionettes 2.人形の子守歌 Berceuse de la poupée 3.サラバンド La sarabande 4.猟師の歌 Chanson du chasseur 5.ロバ Les ânes 6.羊飼い Le pastour 7.ぶらんこの歌 Chanson de l'escarpolette 8.イエスの 御名による小さな連祷 Petites litanies de Jésus ドビュッシー:2つのアラベスク Claude Debussy:Deux Arabesques 第1番 Première arabesque 第2番 Deuxième arabesque メシアン:鳩~前奏曲集より Olivier Messiaen:La colombe(de la Préludes) 山田耕筰:春夢 Kósçak Yamada:Rêves de printemps イベール:物語 Jacques Ibert:Histoires 1.金の亀を使う女 La meneuse de tortues d'or 2.小さな白いろば Le petit âne blanc 3.年老いた乞食 Le vieux mendiant 4.おてんば娘 "A Giddy Girl" 5.悲しみの家で Dans la maison triste 6.廃墟の宮殿 Le palais abandonné 7.机の下で Bajo la mesa 8.水晶の籠 La cage de cristal 9.水売り女 La marchande d'eau fraîche 10.バルキス女王の行進 Le cortège de Balkis ドビュッシー:レントより遅く Claude Debussy:La Plus que lente ドビュッシー:夢 Claude Debussy:Rêverie L.クープラン:パヴァーヌ Luis Couprin:Pavane
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⭐️レコ芸準特選⭐️知られざる山田耕筰のピアノ音楽 ピアノ:杉浦菜々子
¥3,300
~山田自身も愛奏した「幻のピアノ」スタインベルク・ベルリンのこの世ならざる幽玄な響きとヤマハが生み出した画期的新モデルC3Xespressivoの圧倒的な輝きと深みによって、「知られざる山田耕筰ピアノ音楽」の魅力に迫る~ 山田耕筰のピアノ音楽やピアノとの関わりは今なお知られているとは言いがたい~中略~これらのCDと楽譜を通じて、山田耕筰のピアノ音楽に広がる豊饒な世界が、あらゆる聴き手と弾き手に開かれることを願ってやまない。(制作中CDブックレットより) 髙久 暁 (音楽学・音楽評/日本大学 芸術学部 芸術教養課程 教授 ) ◉以下の三つを柱にCDでの音源化(レーベル:Vacances Musicales)と楽譜の出版(出版社:ミューズ・プレス)を実現しました。 ①知られざる山田耕筰の古典様式による初期作品 ガヴォット、ロンド、変奏曲といった未だかつて出版されたことのないベルリン時代の作品群の出版、及び、かつて旧第一法規からその一部が出版されたもののその後絶版状態となっているソナタ、シャコンヌといった古典様式の作品群の復刻。これらの作品は日本クラシック音楽黎明期の貴重な記録であり、日本人が最初にヨーロッパでクラシック音楽を本格的に学んだ際の瑞々しい喜びが反映された佳曲です。 メヌエット 変ホ長調 、2つのソナチネ 、ソナタ ホ長調、アレグロ・モデラート、ソナタト長調、ガヴォット ト長調 、マーチ ト長調 、A melody on an autumn day (秋の日のメロディ) 、無言歌、変奏曲 ト短調、変奏曲 イ長調 、シャコンヌ ハ短調 、シャコンヌ ハ長調 、オリムピック行進曲「輝く朝日」 ②山田自身のピアノ編曲「からたちの花」を模範とした山田歌曲の現代作曲家によるピアノ編曲 山田耕筰の名を不朽にしているのは何といっても「赤とんぼ」や「この道」といった日本人なら誰でも知る名曲歌曲ですが、「からたちの花」については山田自身の編曲が存在し、現在でも演奏されています。その山田の例に倣い、若手作曲家の青木聡汰 、平野真奈、永井みなみが山田の名曲の数々をピアノ音楽に生まれ変わらせてくれました。 山田耕筰:からたちの花、平野真奈:赤とんぼ、あわて床屋、ペチカ 、永井みなみ:この道、青木聡汰:鐘が鳴ります、城ヶ島の雨、砂山、六騎 ③未完の大作の補筆完成 山田が完成させることがなかった「ソナタ・エクスタジエ」「アンプロンチュ」「神戸の想い出」「セレナード」といった大作は気鋭の作曲家榎 政則が補筆完成。いずれも現在知られている山田のピアノ作品にはない大規模な作品であり、スクリャービンやショパンの影響を受けつつ山田独自のピアニズムに昇華された日本ピアノ音楽黎明期の精華と言える充実した内容。 ◉日本ピアノ音楽に情熱を注ぐ杉浦菜々子による演奏 ピアニストの杉浦菜々子は、ピアノ演奏のみならず資料の収集、選曲、校正にも深くコミットしています。杉浦のデビューアルバム「山田耕筰ピアノ作品集《子供と叔父さん(おったん)》」 【レコード芸術特選盤】は、「源氏楽帖」などのそれまで音源化されてこなかった作品を採り上げた貴重なアルバムですが、作品像を生き生きと活写する演奏技術、表現力はもとより、出版譜、自筆譜や異版を可能な限り精査し、それまでで最も精度の高い校訂報告を行ったライナーノーツも『レコード芸術』や新聞社はじめ、各メディアで高い評価を得ています。杉浦渾身の山田第2弾です。 ⚫︎録音 2021年4月24日、2022年2月20日 ピアノサロンムー(ピアノ/スタインベルクベルリン) ピアノ調律:村田勝美 2022年3月23日、24日 Studio Nya(ピアノ/ヤマハC3X espressivo) ピアノ調律:和田武志(伊藤楽器ヤマハコンサートチューナー、ピアノ1級調律技能士) プロデュース・ディレクション:山中哲人 エンジニア:前田巳代三 レーベル:Vacances Musicales(バカンス・ミュジカル)
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近藤浩平&山田耕筰◆ピアノ作品集◆麦草峠のギター ピアノ:杉浦菜々子 ギター:坂場圭介
¥2,750
近藤浩平&山田耕筰 ピアノ作品集「麦草峠のギター」 ~どこか懐かしい日本の風景、自然、音色~ 「山の作曲家」近藤浩平と日本クラシック音楽黎明期の立役者山田耕筰の珠玉のピアノ掌品集 美しい風景写真と杉浦菜々子の美音で彩る一枚 今までになかったのが不思議というくらい、自然な音楽を目指してきた(近藤浩平) (近藤浩平の音楽は)音楽が全体として持つ存在感や空気感、間合いという点で西洋の大家にはない独自の魅力を獲得している。(ライナーノーツより) ******************** サンプル音源はこちら⤵️ https://soundcloud.com/user-813021230/sets/gwenmfbykzng?utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing 【収録曲】 近藤浩平:麦草峠のギター Op.151 (山中哲人編両手のピアノ版) 1.第1曲:午後の草原 2.第2曲:ニュウと白駒池 3.第3曲:雨の針葉樹 4.第4曲:高見石 5.第5曲:東屋 6.第6曲:縞枯 7.第7曲:ゴーロの秋 8.第8曲:稲子岳の凹地 近藤浩平:アトリエの古い画帳 Op.89 9.第1曲:教会の尖塔 10.第2曲:ワルツの余韻 11.第3曲:夜の騎行 12.第4曲:シエラネバダの雪 13.第5曲:海と断崖の風景 14.第6曲:湖のある風景 15.山田耕筰:黎明の看経 山田耕筰:スクリャービンに捧ぐる曲 16.第一曲:夜の詩曲 17.第二曲:忘れ難きモスコーの夜 近藤浩平:山田耕筰へ捧ぐる曲 Op.201 18.第1曲:赤蜻蛉を待ちわびる歌 19.第2曲:ポエム 20.山田耕筰:ポエム 21.近藤浩平:三段峡と八幡高原(安芸の山々~西中国山地)左手のピアノの為の Op.206 22.近藤浩平:コルドバへの道 ギターとピアノの為の Op.166a 23.近藤浩平:週末は晴れの予報~《左手のピアノの為の2つの前奏曲 Op.153》より ******************** プロフィール 近藤浩平 Kohei KONDO(作曲) 関西学院大学で音楽学を専攻。2010 年ベルリン・ドイツ・オペラ<Klang der Welt Ostasien>作曲コンクール第2位(室内楽)。左手のピアノ作品は舘野泉氏、智内威雄氏による演奏機会が多く舘野泉氏によりベルリン・フィルハーモニー室内楽ホールでも演奏された。「ヴァイオリンと打楽器の為の協奏曲」は、ブダペスト祝祭管弦楽団の日曜コンサートで演奏された。2016 年にはアリゾナ州にて Kondo Festival が開催された。「海辺の祈り~震災と原子炉の犠牲者への追悼」は世界各地で再演150 回を越える。山田岳氏初演のギター協奏曲、福村麻矢氏と関西フィルにより初演されたピアノ協奏曲、會田瑞樹氏初演のヴィブラフォン協奏曲、野村誠氏のための鍵盤ハーモニカ作品などもある。NTN回る学校の音楽プログラムや映画「にしきたショパン」の作曲も手がける。http://koheikondo.com 杉浦菜々子 Nanako SUGIURA (ピアノ) ソロリサイタルの他、2018年5月チェコフィルハーモニーゾリステン来日10周年コンサート、2019年5月ラ・フォル・ジュルネ丸の内エリアコンサートなど多くのコンサートに出演、近年は委嘱や新作の初演にも積極的に取り組んでいる。2016年よりピティナ公開録音コンサートで「日本人作品の夕べ」シリーズとし、数多くの日本人作品を演奏、録音している。ピティナピアノ曲辞典には演奏動画多数と曲解説が登録されている。また、出版における調査や資料収集、校正、校閲にも当たっている。 2018年11月に1stアルバム「山田耕筰ピアノ作品集」をリリース(『レコード芸術』誌【特選盤】)。2021年11月2ndアルバム「休暇の日々〜フランスバロックからセヴラック、タイユフェールまで」を、2022年3月3rdアルバム「J.S.バッハ&S.L.ヴァイス リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集」(『レコード芸術』誌【準特選盤】)をリリース。 オフィシャルホームページ https://www.nanakosugiura.com/ 坂場圭介 Keisuke SAKABA クラシックギターを筧優、三上進両氏に師事。2002年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、渡仏。パリ・エコールノルマル音楽院にてアルベルト・ポンセ氏に師事。2003年、渡米。シカゴ芸術音楽大学修士課程ギター科に奨学金を得て入学。同大学にてギターをデニス・アザバギッチ、セルジオ・アサド両氏に師事する傍ら、教育法・ギター史・ギター和声等をパメラ・キンメル氏より学ぶ。2007年、同大学卒業し修士号を得る。第20回ジュニアギターコンクール最優秀賞、パドヴァ国際音楽コンクールギター部門第1位、など賞歴多数。2008年にデビューリサイタルを行い、好評を博したほか、2009年にはベトナム交響楽団(指揮:本名徹次)とヴィラ=ロボスのギター協奏曲を共演。2011年、東京交響楽団(指揮:堀俊輔)とアランフェス協奏曲を共演。この頃より月刊現代ギター誌上で執筆活動を始める。現在は、坂場圭介ギタースクールを主宰する傍ら、上野学園短期大学、上野学園高校、村治 昇ギター早期才能教育教室、現代ギター社GG学院、アイゼナハ音楽院で講師を務める。公益社団法人・日本ギター連盟理事、日本ジュニア・ギター・教育協会副会長、GLC(ギター・リーダース・クラブ)コンクール実行委員。
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⭐️レコ芸準特選⭐️J.S.バッハ&S.L.ヴァイス リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集 杉浦菜々子(ピアノ)
¥2,500
★『レコード芸術』誌準特選盤 J.S.バッハ&S.L.ヴァイス リュート作品の鍵盤用トランスクリプション集 杉浦菜々子(ピアノ) ピアノで奏でるリュート音楽の調べ 音楽の父バッハとリュート音楽の大家ヴァイスの芸術的真価に新たな光を当てる画期的な一枚 「バッハやヴァイスのリュート作品を鍵盤において表現することは、バッハがそうしたように鍵盤によって、リュートとリュート音楽を讃えることにほかならない。」(ライナーノーツより) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『レコード芸術』誌より 「温もりと艶のある音色がリュートの持つ優雅で木質の響きを代弁している。」「ヴァイスの4作品は全て山中哲人の編曲によるもので、ピアノ書式からの積極的な表現方向が明瞭で、それぞれの曲のスタイルを十全に活かしている。」(草野次郎氏) 「モダンのピアノにしては響きの混濁が少なく、しかも響きの作り方がリュートに近い。フーガの各声部の動きもよくわかる。」「当盤を機にこれらの曲をもっとピアノで弾く人が増えてくれればと願う。」(那須田務氏) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-3 J.S.バッハ ・プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調 Präludium, Fuge und Allegro Es-dur BWV998 4 J.S.バッハ~山中哲人編曲 ・とくと見つめよ、わが魂よ~《ヨハネ受難曲》より Arioso“Betrachte, meine Seel” BWV245 5 J.S.バッハ~Jacques Erdos編曲 ・ソナティナ~カンタータ《神の時こそいと良き時》より Sonatina~Cantata“Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit”BWV106 6-11 J.S.バッハ ・組曲イ短調(原調ホ短調) Suite a-moll BWV996 Preludio (Passaggio-Presto) - Allemande - Courante - Sarabande -Bourée - Giga 12 S.L.ヴァイス~山中哲人編曲 ・ファンタジーハ短調 Fantasie c-moll 13 J.S.バッハ ・プレリュードハ短調 Praelude c-moll BWV999 14-18 J.S.バッハ ・パルティータハ短調 Partita c-moll BWV997 Prelude - Fuga - Sarabande - Gigue - Double 19 S.L.ヴァイス~山中哲人編曲 ・ロジー伯爵のトンボー(墓)Tombeau sur la Mort de mur Comte D'Logy 20 S.L.ヴァイス~山中哲人編曲 ・カプリッチョイ長調(原調ニ長調)Capriccio A-dur 21 S.L.ヴァイス~山中哲人編曲 ・パッサカリアニ長調 Passacalle D-dur *********************************** ⚫︎録音 2021年12月26日、27日 静岡バッハハウス(ピアノ/ベーゼンドルファー) ピアノ調律:大場芳彦 プロデュース・ディレクション・トランスクリプション:山中哲人 エンジニア:前田巳代三
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高久敏春|リュート、19世紀ギター,ギター
¥2,500
高久敏春 リュート、19世紀ギター,ギター リュート(8コースルネッサンスリュート渡辺広孝2020年作) 1,インスブルックよさらば H.イザーク 2,エル・グリロ ジョスカン・デ・プレ 3,オケゲム追悼の哀歌 ジョスカン・デ・プレ 6つの小品 イタリアリュート曲より 4,美しいブロンドの女 5,白い花 6,シチリアーナ 7,イタリアーナ 8,もしも私が 9,サルタレロ 10,涙のパヴァーヌ J.ダウランド 11,キャプテン・ハイパーのガリヤード J.ダウランド 12,プレリュードハ短調BWV999 J.S.バッハ 13,プレリュード、フーガ、アレグロ変ホ長調BWV998 J.S.バッハ 19世紀ギター(1830年頃作者不詳) 14,アンダンテ・ラルゴOp.5-5 F.ソル ハイドンの様式によるソナタ・ニ長調 石月一匡 15,Ⅰ アレグロ モデラート 16,Ⅱ、メヌエット 17,Ⅲ、アダージョ 18, Ⅳ、プレスト エルナンデス・イ・アグアド(1971) 19,プレリュードNo.5 F.ターレガ 20,アルハンブラ宮殿の想い出 F.ターレガ 21,マズルカニ短調 F.ショパン~ターレガ~高久編 22,スクリャービンの主題による変奏曲 A.タンスマン 23,セビーリャ I.アルベニス 24,鳥の歌 カタルーニャ民謡~渡辺香津美
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休暇の日々~フランスバロックからセヴラック、タイユフェールまで~ ピアノ:杉浦菜々子
¥2,500
フランスバロックからセヴラック、タイユフェールまで「休暇の日々」 ピアノ:杉浦菜々子 ◆曲目◆ ルイ・クープラン プレリュード トンボー フランソワ・クープラン 神秘のバリケード ドードー ラモー ミュゼット ファンファリネット バルバトル ラ・マルシェルブ ラ・モリッソウ J.S.バッハ フランス組曲第4番ガボット セヴラック 休暇の日々から第1集 タイユフェール アンプロンプチュ ロマンス Pas trop vite ワルツ・レント ♪プロフィール♪ 杉浦菜々子 Nanako Sugiura 共立女子大学文芸学部日本文学コース卒業。武蔵野音楽大学大学院博士前期過程修了。修了後、同大学にて伴奏研修員を務める。ソロリサイタルの他、2018年5月チェコフィルハーモニーゾリステン来日10周年コンサート、2019年5月ラ・フォル・ジュルネ丸の内エリアコンサートなど多くのコンサートに出演、近年は委嘱や新作の初演にも積極的に取り組んでいる。2016年よりピティナ公開録音コンサートで「日本人作品の夕べ」シリーズとし、数多くの日本人作品を演奏、録音している。ピティナピアノ曲辞典には演奏動画多数と曲解説数曲が登録されている。2018年11月にCD「山田耕筰ピアノ作品集」をリリース。「レコード芸術」誌にて【特選盤】に選出された。日本人作品への取り組みとしては、全音楽譜出版社のスタッフとして日本人作品の調査に当たるとともに、「山田耕筰ピアノ作品出版プロジェクト」にピアニストとして参加している。自宅にてピアノ教室を主宰。日本クラシック音楽コンクール審査員、ピティナピアノステップアドヴァイザー、ピティナピアノコンペティション審査員。日仏現代音楽協会正会員。日本音楽表現学会会員。ピティナ正会員。 ●オフィシャルホームページ https://www.nanakosugiura.com/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー レーベル:Musique de vacances 収録日:2021年8月28日、8月29日 ピアノ:スタインベルクベルリン(ピアノサロンムー) 調律:村田勝美 プロデュース・ディレクション:山中哲人 エンジニア:前田巳代三
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⭐️レコ芸特選盤⭐️杉浦菜々子:山田耕筰ピアノ作品集《子供と叔父さん(おったん)》
¥2,700
杉浦菜々子 2018年11/14デビューアルバム レコード芸術2018年12月号【特撰盤】 山田耕筰ピアノ作品集《子供と叔父さん(おったん)》 ―原典に基づく秘曲集―CD初収録作品を中心に Kósçak Yamada Unvailed Nanako Sugiura こんなにも美しい作品が埋もれていた…。 入手し得る限りの出版譜はもとより、自筆楽譜、初出版譜などを徹底的に校閲し検証。 テンポや響き、表情など、洗いなおされて甦る山田耕筰の魅力。 校閲・監修:杉浦菜々子、台信 遼(作曲家・国立音楽大学講師・日仏現代音楽協会会員) 収録曲 01 狐の踊り 年代不詳 02 秋の日のメロディ 年代不詳 03~12 子供と叔父さん(おったん) 1916年 もうおっきしたの、目かくしごっこ、暢気なお噺し、 さあ一緒にうたいましょう、怖いお噺し、静かな午后、 奴の彌次郎兵衛、叔父の心、夕やけこやけ、星の子守唄 13 聖福1 1917年 14 聖福2 1917年 15~21 源氏楽帖 1917年 桐壷、若紫、末摘花、紅葉賀、花宴、花散里、須磨 22~24 ソナチネ 1917年 第1楽章、第2楽章、第3楽章 25~28 日本風の影絵 1918年 おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみ 29 牧神序曲 1921年 30 ポエム 1928年 31 ピアノのための「からたちの花」 1928年 32 前奏曲「禱り」 1928年 33 前奏曲 変ホ長調 1929年 34 前奏曲「聖福」 1937年 35 前奏曲 ト短調 1951年 36 春夢 1934年 ******************************************************************** ご覧いただき、ありがとうございます。 サイン入りメッセージカードをお付けしてお送り致します。 杉浦菜々子 ********************************************************************** 以下、2018年11月14日「毎日新聞」より出典 「赤とんぼ」で知られる山田耕筰(1886~1965年)が作曲したものの演奏される機会が少ない埋もれたピアノ作品を、ピアニストの杉浦菜々子さん(39)=千葉県船橋市=が弾いて収録したCDが14日、発売される。オリジナルに忠実な作品に仕上げるため山田の自筆楽譜を探したといい、「日本のシューベルトと言われる耕筰の歌曲はよく知られていますが、ピアノ曲も物語性があり楽しく聴ける作品がいっぱいあります」と話している。きっかけは、山田作曲の源氏物語がテーマとなっている「源氏楽帖(がくちょう)」(1917年)との出合いだった。「弾き始めると平安時代の物語が目に浮かぶようでした」と振り返り、国立国会図書館や東京文化会館音楽資料室などで、「源氏楽帖」を演奏した音源を探した。だが、見つけることができず、他にも眠ったままになっているピアノ作品があると思い、調べ始めた。 山田の自筆楽譜を探し出し、出版されている楽譜と比べたところ、「源氏楽帖」の第5曲「花宴」と第6曲「花散里」が入れ替わっていることも発見した。約2年をかけて調査を進め、オリジナルと同じ曲名、曲順にこだわり、CDには16曲を収録。「狐の踊り」や「秋の日のメロディ」といった山田の全集楽譜にもない作品も収めた。 山田は多くの歌曲を残したが、晩年までピアノ作品も作曲し続けた。杉浦さんは「優しい和音で子供たちを描いた作品もありますが、不穏な空気感や、きな臭さを感じさせるような不協和音が鳴り響く作品もあります。時代によって変遷する耕筰の作品は20世紀音楽の縮図でもあり、その時代の社会を反映しています」と力説する。 CDのタイトルは収録曲の「子供と叔父さん(おったん)」で、姉の子どもたちとの生活から生まれた10曲からなる小作品集から取った。ディスククラシカから2500円(税抜き)で発売する。【橋口正】